競艇を予想する上で様々な材料があります。
そこで今日は「スタート展示」についてお話したいと思います。
スタート展示とは
競艇ではピットアウト時の出足、スタート時の1コーナー2コーナーの進入状況を事前に観客に見せて舟券を購入してもらう目的の為に実施されております。
また進入コースが難しい競艇場では本番前にスタートの練習を兼ねて行う機会にもなります。
展示航走で選手の状態やモーターなどの状況をここで判断する事ができます。
展示航走は、
・スタート展示
・1号艇から順番にレースコースを2周する周回展示
の2つから構成されています。
つまりレースのリハーサルと思って頂ければ結構です。
ピットアウトとは(スタート展示)

ピットアウトとは上記のボートが停泊している場所をピットといい、ここから一斉に飛び出す際の事を指します。
出走のランプが点灯すると一斉にピットから離れます。係留ロックは電気方式で外れるようになっており、ピット離れ時にレバーを握りこんだ瞬間の動きに注目します。舟の舳先が上下に暴れるのは出足が弱いモーターである事が多い傾向です。
進入について(スタート展示)
ピットアウトの後、自分が得意なスタートコース、または勝てそうなスタートコースを狙って駆け引きが行われる待機行動に移ります。この事を進入といいます。
1号艇から順番に2、3号艇と進入する枠なり進入か、もしくは枠なり進入が崩れるのか注目です。
そしてモーターは止めることが禁止されており、有利といわれているインコースに無理に入ろうとすると艇が進み続けて助走距離が短くなるため、逆に不利になってしまうことがあります。
ターンマークに側から1コース、2コース、3コース…や、イン(1コース)、センター(3,4コース)、アウト(5,6コース)といった分け方もします。
待機行動にはルールがあり、割り込みや強引な前付けなどは禁止されています。具体的には、
小回り防止ブイから2マークまでに転舵を3回以上
適正な間隔がないのに割り込み
適正な間隔がないのに前付け
時間稼ぎのエンスト などです。
待機行動実施細則というものがあり、これに違反すると待機行動違反となって、減点の対象や、優勝戦や選抜戦への不出場処分を受ける事になります。
コースが決まれば、スタートとなります。レバーを握って大時計の針の動きに合わせてスタートラインへ向かっていきます。
1号艇と2号艇に関してはほぼ100%に近くスロースタート(IN側)になりますが稀に5号艇、6号艇などがINコースに入ってくることもあります。※3コースあたりが多い傾向。
2ターンマークより、スタートライン付近からのスタートをスロースタートと呼び
2ターンマークより、後方からスタートを行うことをダッシュと呼びます。
スタートタイミングについて(スタート展示)

スタートタイミングとはいかにスタートラインで0秒近くでスタートが切れるかがポイントです!
この方法はフライングスタート法と言って、大時計が0秒を指してから1秒以内にスタートラインを通過すればOK!です。

スタート展示航走時は、フライングしても問題ありません、ですがフライングをすれば本番では遅めに、遅れていたら速めにといった具合に本番で調整します。
本番では大時計が0秒よりも速くスタートラインを通過するとフライング(F)となり。そのボートは失格となります。
※この場合該当する艇の舟券は返金されます。
上記の画像でST(スタートタイミング)という項目があると思うのですが、これが指標になります。
この中で一番良いタイミングは4号艇の0.1という事になります。
周回展示について

展示航走ではスタート展示にて全艇がスタートを切った後、「周回展示」へ入っていきます。

主に旋回の調子や直線の走りを本番レース前にお客様に見せる展示のことで、競馬で例えると「パドック」と思って頂ければ結構です。
また周回展示に参加しなかった艇は本番レースにも出走できないため、レースに出場するレーサーは必ず2周(荒天候時は1周もあり)の周回展示をすることが義務付けられております。
ここで重要なのは
第一マーク、第二マークでのコーナー進入とターン後の立ち上がり、ターンマークから外していないか、流れていないか、
ボートが暴れていないかをチェックします。
技術が低い選手、モーターやペラの調整がうまくいってない選手の場合、理想のターンが出来ない事があるのでここでのチェックはかなり重要なんですね。
またモーターの調整が良いと、等間隔で走行していても前の選手との距離を詰めていきます。1週目と2週目の艇間隔も要チェックです!そしてスタートしてからの伸びも大事でどの艇が直線での伸びが良かったかをチェックします。1号艇は2号艇より速かったか?2号艇は3号艇より速かったか?といった具合です。
その中でも1号艇を軸に考えるとすれば、1号艇がマークぎりぎりにシッカリとターンできているかを重視します。レースでは基本イン側が有利なので、ここで1号艇が綺麗にターンできるかを見ておく必要があります。
ここで綺麗に出来ていない場合は、懸念材料としても見ておいた方が良いかと思います。
展示タイムについて

周回展示の2周目バックで展示タイムの計測が行われます、直線距離150mで、6秒50前後のタイムです。展示タイムは直前情報として公表されます。
このタイムが速ければ速いほど、モーターの状態が良いと判断することが出来ます。
まとめ
いかがでしたか?展示航走にはいくつものポイントがあることが分かって頂けたかと思います。
・スタートタイミングは重要。
・ターンをよく観察する。※単独走行でおかしい場合、本戦でもその悪い影響が出やすいです。
・コーナーの立ち上がりを観察する。
・ピット離れ※悪い上に展示タイムも悪いとなると、不調なモーターという判断ができる。
・1週目と2週目の艇間隔も要チェック!
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まさる
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