時が経つに連れて次第に老朽化が進んだり、時代遅れとも感じられるような施設になっていったのですが、新しい客層や、以前のファンを取り戻そうと各地の競艇場が生まれ変わってきました。「古くて汚くてオジサンばかり」といった競艇場のイメージは徐々に変わっていき、競馬のUMAJOと違って若い女性ファンは少ないですが、若い男性ファンは多く来場するようになりました。

またインターネットの普及によって、簡単にネット投票できることになったのが大きく、新しいファンの獲得に繋がっていきました。中央競馬と違って（地方競馬を除く）、競艇と言うのは、毎日どこかしらの会場でレースが行われています。そして100円から舟券購入が出来るので、今まで競艇に興味が無かったような層まで興味を持たれるようになってきました。

競艇を大きく捉える上で、まず最初に覚えておきたいのがレーサーとレースの格付けです。レーサーはA1レーサーを筆頭に、以下A2、B1、B2とランク付けされています。勝率等の成績からクラス分けされており、最上位のA1レーサーに位置づけられるのは全レーサーの上位20％ほどです。競艇選手の年間賞金獲得ランキングでは、ほぼA1レーサーがランクを独占しています。

それから次にレースの格付けに関してです。毎日行われてるスタンダードなレースが「一般戦」というものです。この上のクラスがGⅢであり、更にその上がGⅡ、そしてその上がGⅠというクラスになります。ただ競馬と違って、GⅠが最高峰レースではありません。実は競艇には、もっと上の頂点レースが存在しています。それが「SG」というクラスであり、競艇レーサーの目指す最高峰の頂きということになります。

競艇選手にもそれぞれに特徴があり、得意・不得意があります。そういったことも加味して予想できれば良いのですが、なんと競艇選手の人数というのはもの凄く多いのです。その数は1600人程であり、ここから先に触れたようにクラス分けされて、各階層のレーサーが存在しているのです。おかげで、競艇初心者の方はとても選手たちを覚えられません。そこでお薦めしたいのは、特定の選手を応援するという方法です。まずは自分の気になった選手から覚えて、そして舟券の買い方や競艇のイロハを学習していくという方法です。

その参考になれば幸いということで、A1のトップレーサーをご紹介します。競艇選手というのは、野球やサッカー選手と比べて息の長い選手生活を送れる職業であり、50歳を超えてもトップレベルで活躍するレーサーは多いです。一般的な感覚で述べると、年齢は30代中頃が競艇選手としての最盛期であると考えられます。ここでご紹介する3名は、そんな最盛期の輝きを維持したまま、今もトップレベルで活躍するレーサーたちです。そしていずれも最高峰のSGレーサーとなっている人たちです。

ボートレース（競艇）選手峰 竜太選手とは

所属	登録番号	登録期	級別	特徴
佐賀支部	4320	95期	A1級	自在
勝率	2連対率	3連対率	出走回数	優出回数
8.18	65.20%	77.96%	118回	10回

峰 竜太選手は佐賀県出身、1985年生まれです。おしゃれなヘアスタイルや爽やかな顔立ち、感激屋ですぐ泣くことから、泣き虫王子と呼ばれることもあります。競艇選手を職業として意識し始めたのは中学時代で、高校時代はヨット部で活躍しました。地元の高校を卒業したあとに競艇学校に入学しました。

デビューは2004年11月の地元唐津競艇場で、着順は2着でした。初勝利を飾るのはデビューから1ヶ月後の福岡競艇場です。初優勝はデビューから1年年後の2005年11月の唐津競艇場の一般戦です。地元の競艇場との相性の良さがうかがえます。

SG初優出を果たしたのは2011年に尼崎競艇場で開催された笹川賞で、着順は5着でした。笹川賞はいわば競艇のオールスターレースで、競馬の宝塚記念や有馬記念と似た性格を持ったレースです。レース名は競艇生みの親である笹川良一から取られています。出場する選手はファンからの投票で決められ、峰 竜太選手は2017年から2019年まで3年連続の1番の支持を集めています。

SG初制覇は2017年７月の海の日記念・オーシャンカップで、翌年には賞金王決定戦で優勝しました。賞金王になった経験はまだありませんが、2015年から4年連続で最高勝率をマークしていて、競艇界の看板選手といってもいい存在になっています。

プライベートでは結婚して家庭を持っていて、子どもを連れて競艇場を訪れることもあるそうです。取材を受けたテレビ番組では、高級外車のハンドルを握る峰 竜太選手の様子も映し出されました。

師匠	松尾孝明(2792)
弟子	山田康二(4500) 上野真之介(4503) 安河内将(4734)

峰 竜太選手はどのコースからでも１着を狙える凄腕レーサー

2連対率は68.20%3連対率は80.62%という素晴らしい成績の持ち主の峰 竜太選手これは本当に素晴らしい限りです！

峰 竜太選手の名レース

いやぁ凄いレースですね。常識を覆す素晴らしい選手だと思います！

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峰 竜太選手の優勝歴

SGの優勝歴

• 第22回オーシャンカップ（2017年7月17日・丸亀競艇場）
• 第33回グランプリ（2018年12月24日・住之江競艇場）

G1の優勝歴

• 第55回九州地区選手権競走（2009年2月3日・芦屋競艇場）
• 第40回高松宮記念特別競走（2012年10月19日・住之江競艇場）
• 開設59周年記念 浜名湖賞（2013年1月17日・蒲郡競艇場）
• 開設64周年記念 全日本王座決定戦（2016年9月18日・芦屋競艇場）
• 開設61周年記念 太閤賞競走（2017年6月15日・住之江競艇場）
• 開設65周年記念 全日本王座決定戦（2017年12月11日・芦屋競艇場）
• 開設64周年記念 競帝王決定戦（2018年6月14日・下関競艇場）

G2の優勝歴

• 男女バトル児島モーターボート大賞（2014年4月26日・児島競艇場）

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